1. はじめに
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状況認識システム Groke Proは、乗組員の状況認識を支援するシステムです。 Groke Proは、複数のセンサー入力に基づいて情報が生成され、シンプルでわかりやすい画面に表示されます。 Groke Proの標準センサーには、光学カメラ、赤外線カメラ、AIS受信機、GNSS、慣性センサーが含まれます。本船に搭載された既存のレーダーの出力をシステムに接続するオプションもあります(レーダーのターゲットトラッキング(TT)検出を利用するもの)。
Groke Proは、光学および赤外線カメラ画像から船舶やその他の浮遊物を、機械学習を用いた画像認識技術で検出できます。各種センサーを統合させる「センサーフュージョン」と呼ばれる技術を使用することで、画像からの検出はAISの検出と統合され、またオプションでTT検出と統合されます。 Groke Proには通信機能も搭載されており、ソフトウェアの更新、メンテナンス、およびトラブルシューティングは遠隔で行うことができます。
Groke Proの構成要素は以下の通りです。
センサーユニット
センサーユニットは、船舶甲板の適切な場所に設置する必要があります(設置マニュアル参照)。光学カメラ、赤外線カメラ、AIS受信機、GNSS、慣性センサー(IMU)などの必要なセンサーが含まれています。
処理ユニット
処理ユニットは、船内の適切な場所に設置する必要があります(設置マニュアル参照)。物体の検出とセンサーフュージョンを実行するために必要な計算能力が備えられています。